大丸工業のものづくり

”小ロット・多品種”の柔軟で丁寧なもの作り

本社工場では、機械オートメーションでの製造ではなく、一つ一つ型を作成しそこに湯を流し込む製作方法（注湯）で製造しています。注湯は鋳物の品質を左右する重要な作業の一つで、そのような工程を手作業で長年おこなってきました。

手作業だからこそ、溶湯の微妙な調整や状態の変化にいち早く対応することができ、品質の向上に繋がっています。

また、仕上げ作業も手作業です。日々鋳物に触れることで、鋳物の特徴や癖を体で感じとることができます。

一つ一つ丁寧につくることはスタッフと鋳物との距離を縮め、鋳物への理解を深めることができ、技術力と知識の向上を可能にしています。

これが彦根の大丸工業が「小ロット・多品種」のオリジナル品の製造を得意とする背景の１つです。

このような技術によりお客様からのご注文内容に沿った様々な製品を柔軟に製作できるのです。弊社の鋳物はよく「鋳肌が綺麗」とおほめいただきます。まずは、方案をお寄せください。

中国・大連にある子会社、大連大丸工業有限公司の日本窓口として、受発注・納期・品質の管理を行っています。

子会社である大連大丸工業有限公司と密に連携を取り、日本のお客様のご要望・ご相談を丁寧にお伺いし、即反映いたします。　

船便のため、リードタイムは3か月程ございますが、お急ぎの場合にはエアー便での対応も可能です。

鋳造から加工・組立までを一貫して大連大丸にご発注いただくことで「高品質」「短納期」「低コスト」が実現いたします。大丸工業は、その流れの中で、お客様のご要望を素早く丁寧に大連大丸に届け、ご満足いただける製品の製造に尽力いたします。

弊社の強味は、部門間・グループ企業間・協力会社の皆様との連携力の高さです。

意見交換や相談、事例共有を日々密に行っています。

それぞれが培った技術と知識、経験のコンビネーションで、迅速かつ丁寧な対応を実現可能にしています。　

永きにわたりお取引いただいているお客様や協力企業が多いのも信頼と実績の証です。

方案のご相談段階から製品の納品まで、弊社スタッフが窓口となり一貫して担当させていただきます。

丁寧かつスムーズなコミュニケーションと高い調整力で誠心誠意お客様と製品に向き合い、最大級のサービスをご提供いたします。

1973年、琵琶湖の東部にある滋賀県彦根市に現在の大丸工業が誕生しました。

彦根市は明治時代からバルブ産業が盛んな地で、現在は約30社のブランドメーカーと70～80社からなる関連企業が彦根バルブ業界を構成しており、地場産業の一つとして位置づけられています。

弊社もその中の一社としてものづくりに携わっています。採用がなかなか厳しいこの頃ですが、まずは若い人たちにも、もっとバルブ業界のことを知ってもらい、この業界を盛り上げて貰えればと考えております。

地域・産業と共に発展する

バルブ産業地域にあることで、同じ彦根バルブ産業に携わる企業様と密に連携を図ることを可能にしています。

自社工場だけでなく、時には近隣の企業様と協力し、よりよい製品、よりよい品質を生み出すことができるのです。

「彦根バルブ」のブランド力向上と周知に繋がるよう、これからも企業様と協力をしてまいります。

また弊社は現在　「滋賀バルブ協同組合」「一般社団法人日本バルブ工業会」に所属しています。

地場産業の発展と継続に貢献し、また地域との関わりを密にして、企業・地域がともに発展できるような取り組みを続けることも目標の一つです。取り組みの一つとして、「環境にやさしいものづくり」があります。再利用できるものはムダなく利用することで、環境にも会社にも優しくなれるのです。

 

更に、県の技術センターやバルブ組合が開催しているセミナーや勉強会に積極的に参加。社員の能力アップ、知識の向上に力を入れて、次世代を育てる環境を提供します。

参考
・彦根市　HP
・滋賀バルブ協同組合　HP